2008年8月8日金曜日

いよいよ北京オリンピック、ご祝儀に人民元建て中国国債に投資だ……

と思っても、中国国債は外国人には簡単に買えない。日本の証券会社で人民元投資枠を持っているところもあるが、ほとんどは株式投資用に使われている。また為替手数料を思いっきりボッたくられる。日本円で買える人民元建て債券で、おまけに手数料なしに売却できるファンドが売り出されたのでさっそくお付き合い。

「人民元建て中国ソブリン債券ファンド」

人民元建て債券と連動するユーロ円債に投資することで実質的に中国の人民元建て短期債券への投資と同等の投資成果を目指すもの。仕組みを作っているのは例によってQFII(適格外国機関投資家)枠を保有しているヨーロッパの企業。ドル・ユーロ・豪ドル等だけでは不安という日本の投資家のニーズに合わせた商品だが、日本の証券会社は出来上がったものを販売するだけ。彼我の実力の差は歴然としている。日本の金融関係者がおしなべて外人嫌いのナショナリストになるのもわかるよ。

かなりの信託報酬をボッたくられるので、実質利回りは日本の国債と変わらない。でも人民元には為替の魅力がある。散人は単純だから購買力平価に長期的には収斂すると見ているのである。

5 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

人民元の動向は正直分からない。でも為替で損をしないためには分散しかない。人民元を保有しない方がリスクが高い。

匿名 さんのコメント...

散人さんは株の売り買いがうまいから羨ましいです。
売っても買っても儲かるという225ミニをしてますが、売っても買っても損きりばかりー(><)です。愚痴。

入場式で日本選手団入場時、福田総理はなぜかたたず、プーチンもブッシュもたったのに。
私の中のナショナリズム爆発?
北京オリンピック開幕式を見ながら。

Unknown さんのコメント...

インデックス(日経225ETFなど)は経済全般が順調に運営されている場合には非常に賢い投資方法ですが、政治がアホだと一緒にダメになる投資方法。今のニッポンではどうかな〜。企業年金も公的年金もインデックスだよりだから前途は多難。今年も年金基金は巨額の損失を出してます。関係者は「サブプライムのせいだ」とアメリカのせいにしているけど、責任転嫁という感じ。そのツケは全部勤労者に回ってくる。

匿名 さんのコメント...

暑中お伺い申し上げます

さすが中国ならではの開会式でしたね、数百名のマスゲームならぬITと人海戦術を駆使したショーは圧巻でした。でも、入場行進の際の日本選手団に対する拍手は関係が希薄なカナダや一時敵対関係にあった米国より遥かに少なかったようです。極東の同じ漢字文化圏で隣国でありながら拍手が少ないのは寂しい限りです。福田首相が選手に答え、立ち上らなかったのも頷けます。
なにせ、1千年以上のお付き合いがあり、計り知れない大陸文化の恩恵のある隣国日本が昭和の戦争では恩を仇で返したんですからね。

Unknown さんのコメント...

北京オリンピックの開会式はよかったですね。日本選手団が日中両国旗を振っていたのもよかった。かなり拍手があったのでは。福田首相が立ってなかったのは、たまたまカメラに写ったタイミングが悪かっただけの話でしょう。